建設業許可には「経営業務管理責任者」と「専任技術者」の要件がクリアが重要なポイントとなりますが、国家資格の種類によっては、複数業種を一度に取得することが可能となります。

建設業(知事許可)は、90,000円の申請手数料がかかります。これは、1業種でも3業種でも変わりません。

しかし、1業種で許可取得をし、その後追加で他の業種となると、更に50,000円の手数料がかかります。

 例) 内装工事業を最初に取得(90,000円)+ 行政書士に依頼すればその費用

    1年後に塗装工事業を追加(50,000円) + 行政書士に依頼すればその費用

決められた業種以外は不要であるという明確な理由があれば良いのですが、場合によっては複数業種を一括取得した方が合理的な場合もあります。

複数業種を取得できる国家資格としては、

 ① 1級〇〇施工管理技士

 ② 2級〇〇施工管理技士

 ③ 1級建築士

 ④ 2級建築士

などが代表的です。

実務経験のみで複数業種となる場合はハードルが上がり難しくなりますが、国家資格や技術士試験などは複数業種の専任技術者となることができますので、検討されるのも一つかと思います。

※先日、当事務所にとび土工・コンクリートの建設業許可をご相談いただいた方が、2級土木施工管理技士をお持ちでしたので「土木一式」「石工事」「鋼構造物工事」「舗装工事」などの取得も可能とご提案させていただきました。

当事務所は、ご希望をお伺いするだけでなく、伴走型行政書士事務所として、お取引先様に最善と思われるご提案をさせていただいております。

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増田良和
増田良和