“取るべき会社”と“取ってはいけない会社”の決定的な違い

「元請案件を増やしたい」
「そろそろ特定建設業を取るべきか…」

そう考えている経営者の方へ。

結論から言います。

👉 特定建設業は“取れば有利”ではありません
👉 準備不足で取得すると、会社のリスクになります

実際に現場では、

  • 技術者が退職して許可要件を喪失
  • 更新できず事業停止
  • 想定以上の管理負担で現場が回らない

といったケースが発生しています。

本記事では、
**「特定建設業に進むべきかどうか」**を判断できるよう、
一般建設業との違い・リスク・実務ポイントを解説します。


1. まず確認|あなたの会社は本当に特定が必要ですか?

特定建設業が必要になるのは以下の場合です。

👉 下請に5,000万円以上(建築一式は8,000万円以上)発注する場合

つまり、

  • 元請として大規模案件を回す会社
  • 下請を多く使う会社

でなければ、必須ではありません。


■ 判断を間違えるとどうなるか?

✔ 必要ないのに特定を取得
→ 維持コスト・管理負担だけ増加

✔ 本来必要なのに一般のまま
→ 法令違反リスク

👉 “なんとなく特定”が一番危険です


2. 一般建設業と特定建設業の違い【実務比較】

■ 一目で分かる比較表

項目一般建設業特定建設業
下請発注額制限あり高額発注が可能
財産要件500万円以上2,000万円以上+自己資本4,000万円等
技術者要件実務経験でも可高度資格・指導監督経験必須
維持難易度低い非常に高い

3. 【最重要】特定建設業の最大リスク

技術者が辞めた瞬間、会社が止まる

特定建設業で最も見落とされがちなリスクがこれです。

👉 営業所技術者等(専任技術者)が不在になるリスク


■ 実際に起きているケース

  • 1級施工管理技士が1人しかいない
  • その人が退職
  • 後任が確保できない

👇

👉 許可要件を満たさず営業継続不可


■ なぜ特定は危険なのか?

一般建設業なら
→ 実務経験10年などで代替可能なケースあり

しかし特定建設業は

  • 1級資格者
  • 指導監督的実務経験

などが必要なため

👉 “すぐに代わりがいない”のが現実です


■ さらに重要なポイント

✔ 常勤性が必要(名義貸しNG)
✔ 専任性が必要(兼務制限あり)
✔ 複数配置しないとリスク大

👉 1人依存は極めて危険


4. 特定建設業のメリット(ただし条件付き)

■ メリット

  • 元請として大型案件を受注可能
  • 公共工事への参入が可能
  • 会社の信用力が向上
  • 受注単価アップ

■ ただし重要な前提

👉 “維持できる体制があること”が条件


5. 一般建設業の方が有利なケース

以下に該当する場合は、無理に特定を取る必要はありません。

  • 自社施工が中心
  • 下請発注が少ない
  • 技術者が少ない
  • 管理体制が未整備

👉 無理に特定にすると“経営リスク”になります


6. 特定建設業に進むべき会社の特徴

逆に、以下に当てはまる場合は検討すべきです。

  • 元請として事業拡大したい
  • 下請発注が多い
  • 技術者を複数確保できる
  • 管理体制を整備できる

👉 “攻めの経営”をする会社は特定が必要


7. よくある失敗パターン

❌ とりあえず特定を取得
❌ 技術者1人で運用
❌ 財務要件ギリギリ
❌ 書類管理が追いつかない

👉 結果:維持できず撤退


8. 判断を間違えないためのチェックリスト

以下に1つでも不安があれば要注意です。

  • 技術者が1人しかいない
  • 代替要員の目処がない
  • 財務基盤が安定していない
  • 管理担当者がいない

👉 この状態で特定は危険です


9. 特定建設業に進むべきか迷っている方へ

特定建設業は

👉 “許可取得”ではなく“経営判断”です

当事務所では

  • 特定に進むべきかの診断
  • 技術者要件の確認
  • リスク分析
  • 許可取得後の維持設計

まで対応しています。


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  • 特定が必要かどうか
  • 今の体制で維持できるか
  • いつ取得すべきか

👉 最短で結論を出します


まとめ

  • 特定建設業はメリットが大きいがリスクも大きい
  • 最大のリスクは「技術者不在」
  • 取得前に“維持できるか”を必ず確認
  • 判断を間違えると事業に直結する

当事務所では、様々なケースをご説明した上で、最適な許可を目指すお手伝いをしています。

許可を取ったら終わりではなく、許可を取ってからが始まりです!


投稿者プロフィール

増田良和
増田良和